【天龍寺の境内見どころと回り方】観光所要時間(滞在時間)や混雑具合など|〈境内案内図つき〉

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京都嵐山を代表する観光地、世界遺産「古都京都の文化財」を構成する寺院、天龍寺。

境内の広さはおよそ30,000坪( 東京ドームの2.1倍程)もありますので、見どころを効率よく回ることも必要になります。

今回は、そんな天龍寺を効率良く天龍寺の見どころを回る、おすすめの回り方をご紹介しながら、各見どころや楽しみ方、周辺の観光情報などをご紹介します。

天龍寺

創建年:1339年(暦応2年)開山/1345年(康永4年)落慶
山号:霊亀山(れいぎざん)
宗派:臨済宗 天龍寺派
正式名:霊亀山 天龍資聖禅寺
寺格:大本山 京都五山一位
札所等:神仏霊場巡拝の道 第88番
本尊:釈迦如来
開基:足利尊氏
開山:夢窓疎石

天龍寺の境内案内図と拝観ルート

天龍寺の、おすすめの拝観ルートと境内案内図をご紹介します。

※画像は天龍寺HPより

正門→勅使門法堂(雲龍図)→諸堂参拝(庫裏前→大方丈小方丈多宝殿)→御朱印所(御朱印お守り)→曹源池庭園(望京の丘)→北門

※法堂、雲龍図の公開は、公開期間が決まっています。詳細は当サイト「【天龍寺法堂の雲龍図】公開期間や料金と見どころ(歴史&作者の意図&大きさ)を….今知りたぃの❓」でご確認ください。




天龍寺の拝観所要時間

天龍寺の拝観所要時間は、もちろん個人の拝観ペースによって異なりますが、今回はゆっくりペース、お急ぎペースの2種類を概算しお伝え致します。

じっくりと拝観した場合の所要時間

  • 法堂(雲龍図):15分
  • 諸堂参拝:30分
  • 曹源池庭園:35分

合計:80分

じっくりと参拝する場合は、法堂の雲龍図をゆっくりご覧になった後、諸堂を見て回り、世界遺産に登録の曹源池庭園でゆったりとした時間を過ごすのがおすすめです。

曹源池庭園の北西側に、望京の丘と呼ばれる高台があります。京都市内を一望できる記念撮影スポットでもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

急ぎ気味で拝観した場合の所要時間

  • 法堂(雲龍図):5分
  • 諸堂参拝:15分
  • 曹源池庭園:20分

合計:40分

お急ぎペースの拝観所要時間は、およそ40分です。

曹源池庭園は、天龍寺が世界遺産「古都京都の文化財」に登録されるために必要不可欠な存在です。

もし天龍寺に、曹源池庭園がなかったら、他に重要文化財の建物を持たない天龍寺は、世界遺産になることはできませんでした。

それだけに重要な庭園ですが、隅々まで見ようと思わなければ、大方丈の前から天龍寺北門まで、20分ほどあれば通過していくことができます。

天龍寺北門を出ると、そこは有名な京都の「竹林の小径」(詳細は当サイト「京都嵐山「竹林の小径(竹林の道)」とは?どこからどこまで?読み方・所要時間・アクセス・渡月橋への行き方」もご参照ください)につながっています。

竹林の小径からは嵐山駅まですぐにアクセスでき、道の途中にお土産店も多いことから、効率の良い観光ができるでしょう。

天龍寺の境内の見どころ

正門

天龍寺の入り口には、有名な「大本山天龍寺」の文字があります。

実は上の入り口は駐車場の入り口にもなっており、門らしい門はこの入り口の右側です。記念撮影にもおすすめの門は人が通る専用です。

勅使門

上でご紹介した、人用の門を入って徒歩1分ほどで、左手に勅使門が見えてきます。(車の入れる門からは右手になります)

勅使門は、推定1596~1615年(慶長元年~慶長20年)に建築されたもので、正式名称を「旧慶長内裏御門」と言います。京都府の指定文化財になっている門で、江戸時代に多くの伽藍を失った天龍寺の境内の中では、最も古い建物となっています。(現在は使用されていません。)

元々は、慶長年間に新築された内裏の御門として使われていたものが、天龍寺に勅使門として移築されたものですが、慶長内裏の御門として使われる前は、伏見城の城門であったとも伝えられています。

なお勅使門とは、天皇か、天皇からの使いの者が訪れた時にだけ開かれる、天皇関係専用の門のことを言います。

法堂・雲龍図 ※公開日限定※

天龍寺の法堂の天井には、どこから見てもその人をにらんでいるように見えるため「八方睨みの龍」とも呼ばれる雲龍図が描かれています。

この雲龍図が天龍寺に人を集める1つの見どころになっているわけですが、法堂と雲龍図の公開は年中無休ではありませんので、注意が必要です。

天龍寺では、春の特別参拝、夏の特別参拝、秋の特別参拝が行われています。

これらの特別参拝の期間内と、毎年冬に行われる嵐山花灯路の期間内は、無休での公開です。

そのほかの期間は、土日祝日のみ公開されていますので、何でもない期間の平日は天龍寺を訪れても、公開自体されていません。

雲龍図が見たい場合は、公開期間内に訪れるよう注意しましょう。

さてこの雲龍図ですが、1997年(平成9年)に法堂移築100年を記念し、また夢窓国師650年遠諱記念事業の一環として新たに作成されたものです。

描いたのは加山又造画伯、サイズは直径9m。

雲龍図には開運の御利益もあると言われており、法堂の拝観料金(500円)はかかりますが、是非訪れていただきたいポイントです。

庫裏

天龍寺では、前述の法堂とは別に、諸堂参拝を常時実施しており、その入り口となるのがこちらの庫裏(くり)という建物です。

庫裏とはもともと禅宗寺院の僧侶たちの台所で、天龍寺では寺務所も兼ねています。

天龍寺の伽藍のほとんどは、江戸時代後期の火災および戦禍によって失われ、明治時代以降に再建されたもので、こちらの庫裏も、1899年(明治32年)に造立されたものです。

庫裏は「台所」とご紹介しましたが、白壁を縦横の柱や梁のようなもので区切った外観は非常にインパクトがあるので、天龍寺のシンボルとして、旅行雑誌などによく掲載されています。

ちなみに、似たような見た目の庫裏(または庫裡)は、同じ臨済宗の金閣寺龍安寺などにもありますので、ぜひ見てみてくださいね。

↓左が金閣寺、右が龍安寺の庫裏です↓

さて、天龍寺の庫裏の玄関奥には、達磨図の大きな衝立があります。

達磨図

大迫力のこちらの達磨さんは、天龍寺の前管長(住職)である平田精耕氏が描いたものだそうです。

達磨というのは、中国における禅宗の開祖と言われるインド人の僧侶で、つまり、天龍寺が属する臨済宗を含む、日本の禅宗の祖とも言える人物です。

※諸堂拝観をせず、庭園のみ拝観の場合は、庫裏へは入らず、庫裏の向かって左手前にある庭園専用の拝観受付で拝観料金をお納めください。
庭園のみの場合、拝観料金は大人500円、小中学生300円で、諸堂拝観はこれにプラス300円となっています。

諸堂参拝(大方丈(本堂)→小方丈→多宝殿)

大方丈(本堂)

庫裏で拝観受付を済ませ、達磨図を見ながら進んだ先にあるのが、大方丈です。

天龍寺の中でも最も大きな建物である大方丈では、中から曹源池庭園(そうげんちていえん)を眺めることができます。

大方丈の縁側から眺める曹源池庭園は非常に美しいですが、これにはそもそも、曹源池庭園が「大方丈の中から眺めるために作られている」から、という理由も。

後から曹源池庭園の散歩に出るとしても、建物の中からの眺めをここで充分に楽しんでおきましょう。

なお、方丈というのは、禅宗寺院における本堂ですので、この大方丈には御本尊が安置されています。

天龍寺の御本尊は釈迦如来様で、こちらに祀られている釈迦如来坐像は、重要文化財に指定されています。

柵が設置されているためあまり近づけませんが、ぜひしっかりと参拝してください。

曹源池庭園※特別名勝・史跡※

曹源池庭園は、天龍寺の開山である夢窓疎石が作庭した日本庭園です。日本初の史跡・特別名勝指定となった庭園としても知名度があります。

天龍寺はこの庭園があるからこそ、世界遺産「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されることになりました。

天龍寺の境内は、幾度も戦乱に巻き込まれたため伽藍の焼失が多く、曹源池庭園が唯一、天龍寺が作られた当時の姿をほぼそのままに残していることになります。

曹源池庭園には、中央に曹源池と呼ばれる池があります。この周囲に庭が造営されているわけですが、庭内部だけではなく、後ろの嵐山も「眺めの1つ」として美しく見えるように計算された「借景(しゃっけい)庭園」であることが、曹源池庭園の特長です。

小方丈

次いで、大方丈の奥から、小方丈(書院)に入ります。

小方丈では、大方丈とは少し違った角度から曹源池庭園を眺めることができます。

大方丈のように広々とはしていませんが、その分、日本らしい”わびさび”の効いた「庭屋一体(ていおくいったい)」の雰囲気をたっぷりと味わってくださいね。

ちなみにこちらの小方丈の床の間には、庫裏に合ったのと同じ、でも小さいサイズの「達磨図」の掛け軸がかけられています。

小方丈の奥からは、渡り廊下が延び、寺院奥の多宝殿へと続いています。

多宝殿へと向かう渡り廊下からは、祥雲閣(しょううんかく)、甘雨亭(かんうてい)という2軒の茶室が見えます。

関連記事: 天龍寺「小方丈」




多宝殿

多宝殿は1934年(昭和9年)に建築されており、さほど古い建物というわけではありません。

しかし、多宝殿のある場所は、かつて後醍醐天皇が学問所として使っていた場所であると伝えられています。

また、多宝殿の奥にある祠堂には、教科書や社会科の資料集に「後醍醐天皇」としてよく出てくる、後醍醐天皇の木造がお祀りされています。

天龍寺は、室町幕府の初代将軍となる足利尊氏との戦いに敗れ、そのまま亡くなった後醍醐天皇の霊を慰めるために建てられた寺院なのです。

関連記事: 天龍寺「多宝殿」

御朱印&お守りの授与所

諸堂参拝が済んだら、再び多宝殿から大方丈まで戻り、庫裏から外に出る算段となります。

外に出たら、小さな階段を降りてまっすぐのところ、右手に御朱印所がありますので、御朱印を授かりたい方はここで並びます。

御朱印所ではお守りや御朱印帳の販売も行われていますので、あわせてここで手に入れましょう。

天龍寺の御朱印はスタンプです。しかし、御朱印帳を購入した場合のみ、あらかじめ御朱印帳の1ページ目に手書きの御朱印が書かれており、スタンプで日付を入れていただくスタイルになっています。

したがって、天龍寺で手書きの御朱印が欲しい、という場合はまず御朱印の行列ではなく、売店の行列で御朱印帳を買い求めてください。

なお、曹源池庭園から北門に抜ける場合は、再度御朱印所には戻ってこないルートとなっています。

北門へ抜ける方は、ここで御朱印をいただいておきましょう。

望京の丘

曹源池庭園を、北門に向かいぐるりと散歩していくと、高台にのぼる道があります。この道をのぼると、「望京の丘」にたどり着きます。

上の桜の写真が、この望京の丘からの眺めです。

京都市内を見渡すことができる眺めは、建っている建物や、市街地の規模こそ変化したかもしれませんが、嵐山に滞在した貴族たちが見ていたものと同じ……なのかもしれません。

※前述の通り、庫裏や方丈の中に入らずに、庭園のみ拝観することも出来ます。

北門

曹源池庭園から望京の丘を通り過ぎ、さらに北上すると、道は天龍寺の北門へ続いています。

北門の出口はそのまま竹林の小径に入る道でもありますので、北門を出て右折し野宮神社へ向かうか、嵐山駅方面へ戻ったり、また左折して大河内庭園へ向かうこともできます。

天龍寺を効率良く回り、まだまだ見どころの多い嵐山観光を楽しんでくださいね。

百花苑

多宝殿から北門へ至る途中の苑路は、百花苑と名付けられています。

1983年(昭和58年)に北門の整備と同時に作庭された庭園で、曹源池庭園に比べると小規模ながら、桜、アジサイ、ボタンなど、四季の花々が咲き誇る、美しい庭園に仕上げられています。

秋には、もちろん紅葉も楽しめます。

竹林の小径へと抜ける道の途中ではありますが、ぜひ足を止めて、ご覧ください。




天龍寺で写経・座禅体験をする!

写真は天龍寺公式より

見どころや回り方が分かったところで、今度はもう少し深く天龍寺を楽しむ方法をご紹介します。

それは、写経や座禅を「体験」してみることです。

天龍寺では、座禅(坐禅)会と写経会が定期的に開催されています。

どちらも、初心者も歓迎の行事となっていますので、庭園や建物、文化財を見るだけにとどまらない、体験型の旅をお考えの方は、ぜひご参加ください。

座禅会

  • 開催日と時間:毎月第2日曜日、9時~10時
    ※2、7、8月は休み ※7月最終の土日に暁天講座
  • 予約:不要
  • 料金:無料
  • 場所:友雲庵(ゆううんあん)

座禅会に引き続き、10時からは、「龍門会」と呼ばれる提唱(講座)もあります。

2、7、8月は座禅会はお休みですが、7月の最終の土日には暁天講座と呼ばれる座禅と提唱(講座)の行事があります。

例年、早朝6時から座禅が始まり、7時から講座、その後に素麺の接待があります。

普段とは違い、なんと大方丈で座禅ができる、特別な機会です!

友雲庵は、天龍寺の法堂から徒歩約1分のところにあります!
写経会

  • 開催日と時間:
    3月21日~10月20日:毎日9時~15時、随時受付(終了17時)

    10月21日~3月20日:毎日9時~14時30分、随時受付(終了16時30分)
  • 予約:電話で予約
  • 料金:1,000円 ※諸堂拝観料金(大人800円)別途
  • 場所:多宝殿

写経は、随時受け付けていますが、お寺の行事などの都合でできない日・時間もあるため、事前に確認・予約してください。
書写の道具を持参する必要はありません。

天龍寺への交通アクセス

天龍寺の最寄り駅

  • JR「嵯峨嵐山駅」・・天龍寺まで徒歩約13分
  • 嵐電(京福電鉄)「嵐山駅」・・天龍寺まで徒歩約5分

天龍寺の最寄バス停

  • 京都市営バス「嵐山天龍寺前バス停」
  • 京都バス「京福嵐山駅前バス停」

天龍寺の駐車場

天龍寺には参拝者専用駐車場があります。

ただしこちらは天龍寺を参拝する目的でのみ利用可能ですので、他のスポットも回る場合は、初めから渡月橋近くの「嵐山観光駐車場」など、別の駐車場にとめてしまうのもおすすめです。

  • 住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
  • 収容台数:自家用車100台
  • 営業時間:
    3月21日~10月20日 8時30分~17時30分
    10月21日~3月20日 8時30分~17時
  • 駐車料金:
    普通車 1,000円/1日
    バス 1,000円/1時間(以降30分500円)
    タクシー 500円/2時間

京都駅から天龍寺へのアクセス(行き方)

電車利用の場合

ご紹介した通り、嵐山にはJRと嵐電の2つの鉄道の駅があります。

天龍寺まで行くなら嵐電の嵐山駅が近いのですが、京都駅から向かう場合は乗り換える必要があり、時間もお金もかかるため、駅から天龍寺まで10分少々歩くのが苦にならないという方は、JRの嵯峨嵐山駅の利用がおすすめです。

【比較】

京都駅から嵯峨嵐山駅まで「JR山陰本線嵯峨野線」で行く場合
  • 所要時間:約16分
  • 運賃:240円
京都駅から嵐山駅まで「地下鉄と嵐電」で行く場合
  • 所要時間:約35分(乗換時間含む)
  • 運賃:480円(合計)

バス利用の場合

京都市営バスまたは京都バスでも、嵐山へ乗り換えなしで行くことができます。

ただし、50分前後かかりますし、渋滞に巻き込まれるリスクもありますので、どちらかと言うと前述のJR線利用の方がおすすめです。

メリットとしては、京都市営バス「嵐山天龍寺前バス停」と京都バス「京福嵐山駅前バス停」は両方、嵐電嵐山駅前にありますので、降車してから天龍寺まで近く、アクセスしやすいという点が挙げられます。

京都駅前から京都市営バス「嵐山天龍寺前バス停」までのバス

  • バスの系統・行先:市バス28系統「松尾大社・嵐山・大覚寺行き」
  • のりば:京都駅前C6のりば ※時刻表
    ※同じのりばから出発する26系統(仁和寺行き)は嵐山へは行きません※
  • 所要時間:約45分
  • 運賃:230円
京都駅前から京都バス「京福嵐山駅前バス停」までのバス

  • バスの系統・行先:京都バス72系統「嵐山・清滝行き」、76系統「嵐山・阪急嵐山駅行き」
  • のりば:京都駅前C6のりば ※時刻表
  • 所要時間:約45分
  • 運賃:230円

京都駅前C6のりばからは、京都バスの以下の系統のバスも出ています。
いずれも京福嵐山駅前バス停へ行けますが、運行本数が少ないので、お目にかからないかもしれません。

C6乗り場で待っていて、「嵐山行き」と書いてあるバスに乗れば、どれに乗ってもほぼ同じ所要時間で到着します。

  • 73系統「嵐山・苔寺すず虫寺行き」
  • 77系統「嵐山・嵯峨小学校行き」
  • 83系統「嵐山・苔寺すず虫寺行き」
  • 86系統「嵐山・阪急嵐山駅行き」

なお、京都市営バスと京都バスは、共通で使える1日乗車券があります。

これらのバスに1回乗車すると230円で、1日乗車券は600円なので、1日で3回以上乗る予定なら、ぜひご購入下さい。

天龍寺から始める嵐山のオススメ観光コース

嵐山の人気スポットを巡る旅

せっかく嵐山に来たのなら、天龍寺以外の名所へも立ち寄ってみてください。

徒歩圏内にも、色々な見どころがあります。

例えば、以下のようなコースはいかがでしょうか?

JR嵯峨嵐山駅または嵐電嵐山駅
 JR嵯峨嵐山駅から徒歩約13分、嵐電嵐山駅から徒歩約5分
天龍寺(所要時間目安:60分~80分)
 徒歩約5分
竹林の小径
 散策~野宮神社まで徒歩約5~10分
野宮神社(所要時間目安:20分前後)
 徒歩約5分
京都嵐山オルゴール博物館 ※所要時間目安:約30分)

ショッピング&ランチ・休憩

渡月橋
 JR嵯峨嵐山駅まで徒歩約11分、嵐電嵐山駅まで徒歩約3分
JR嵯峨嵐山駅または嵐電嵐山駅

※時間があれば、足を延ばして、常寂光寺にもご参拝ください!
※嵐山観光には、人力車の利用もおすすめです!

嵐山の各観光スポットの見どころなどについては、以下↓のページでご紹介しています!




京都随一!嵐山・天龍寺の紅葉は見逃せない!

京都にはたくさんの紅葉の名所があり、毎年11月頃には多くの観光客で賑わいますが、人気エリアの1つが、嵐山です。

中でも特別名勝に指定される庭園を持つ天龍寺は、京都随一ともいえる紅葉の名所です。

今年はぜひ、天龍寺、そして嵐山エリアの紅葉狩りにお出かけください!

詳細は、当サイトの以下↓のページでご紹介しています。

天龍寺の周辺で人気・オススメのランチ情報!

湯豆腐専門店「西山艸堂」

天龍寺の近くで、まずご紹介したいのが、天龍寺の塔頭寺院にある湯豆腐専門店「西山艸堂」です。

メニューは3,500円の「湯豆腐」1種類のみ、それでも老舗専門店ならではの、本格的な湯豆腐がいただける、おすすめのお店です。

 

  • 住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒の馬場町63
  • 電話番号:075-861-1609
  • 営業時間:11時30分~17時(L.O.16時30分)
  • 定休日:水曜、月1日火曜不定休、8月17日~23日、12月29日~1月4日

予約方法は食べログを参照💘

なお、西山艸堂では江戸時代から続く嵯峨野豆腐の老舗「森嘉(もりか)」の豆腐を使っています。

森嘉はデパートの催事場に出ていることもあるので、購入したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

嵐山の清涼寺の近くに店舗があります。

森嘉の店舗兼製造所

精進料理「龍門亭・篩月」

篩月(しげつ)は、天龍寺直営の精進料理のお店で、曹源池庭園の南側にある龍門亭という建物内にあります。

そのため、このお店に入るには、庭園拝観料金(大人500円)が必要です。

篩月のメニューは「雪コース」(一汁五菜、3,300円)「月コース」(一汁六菜、5,500円)、「花コース」(一汁八菜、8,800円)の3種類となっています。

「ミシュランガイド京都・大阪 2020」で、「ビブグルマン(良質な料理を手ごろな価格で楽しめる店)」に認定され、国内外から注目を集めるお店です。

なお、篩月では団体客も受け入れており、予約で満席の場合があります。

空席があれば、当日でも「雪コース」をいただくことはできますが、個人でも2名以上なら予約可能ですので、絶対に篩月に行きたいという方、「月コース」「花コース」を頼みたいという方は、前日までにご予約下さい。

  • 住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
  • 電話番号:075-882-9725
  • 営業時間:11時~14時
  • 定休日:年中無休

予約方法は食べログを参照💘

嵐山のおすすめレストラン・カフェ

とはいえ、京都旅行の間に、もう湯豆腐や精進料理を食べていて、他の者が良いなあ・・という場合もあると思います。

また、ランチの出費が毎回毎回3,000円オーバーでは、さすがに出費が心配です。

そんな場合も、ご安心ください。嵐山には、おいしいもの、ユニークなものをより庶民的な値段で食べられるお店がたくさんあります。

例えば、渡月橋の近くにあるそばの名店「嵐山よしむら」や、京野菜やこだわりの和牛を使ったハンバーガーがいただけるおしゃれなカフェ「CROSS_Burger&Beer/Coffee」などがおすすめです!

嵐山ハンバーガー

天龍寺と嵐山の人気・オススメのお土産

京都でお土産を探すなら、土産物店が多い嵐山は絶好のスポットです。

お菓子なら、宇治茶を使用した抹茶スイーツや定番の八ッ橋、「嵐山〇〇」など、ご当地スイーツらしいネーミングやパッケージのものが、たくさん見つかりますよ。

嵐電嵐山駅の目の前に店を構える「井筒八ツ橋本舗 嵐山駅店」の生八つ橋や、渡月橋を渡り切ったところにある「峯嵐堂(ほうらんどう)渡月橋本店」のわらび餅などが人気です。

峯嵐堂のわらび餅

ちなみに、こちらの峯嵐堂には茶屋が併設されていますので、休憩にもおすすめのお店です。

雑貨のお土産としては、京焼やちりめん細工の小物、京都らしい和風のコスメなどが人気です。

京都のコスメショップの老舗「よーじや」の嵐山店は、カフェを併設した「よーじやかふぇ」になっており、お買い物の他、オムライス、カレーライスなどのランチメニューや、インスタ映え間違いなしのかわいいオリジナルスイーツが楽しめます!

京焼の盃など

ショッピングにもお食事にも利用できるよーじやかふぇは野宮神社の近くにあります。




天龍寺の人気・オススメのお守り

天龍寺で授与されている数あるお守りの中でも、長年に渡って一番人気となっているのが、「目が出る達磨」です。

 

その名の通り、目が飛び出る達磨のマスコットが付いた根付タイプのこちらのお守りは、「目が出る」に「芽が出る」をかけ、開運のお守りとして親しまれています。

既にご紹介した通り、天龍寺には有名な達磨図がありますから、天龍寺の参拝記念として、お土産としてもおすすめのお守りです。

また、天龍寺らしさで言えば、天龍寺の象徴的な建物で、達磨図もある「庫裏」が美しく描かれた、こちら↓のお守りもおすすめです。

他にも、金運アップ、健康運アップ、受験合格、縁結びなど、色々なご利益のお守りがありますので、ぜひあなたにぴったりのものを見つけてくださいね!

ちなみに、縁結びと言えば、先ほどおすすめの観光コースの中にも登場した「野宮神社」が有名です。

天龍寺のその他のお守りと併せて、野宮神社の縁結びのお守りも、当サイトの以下↓のページでチェックしてみてください!

天龍寺の御朱印と御朱印帳

天龍寺の御朱印は、基本的にはこちらの1種類です。

オリジナル御朱印帳は、紺色・無地の1種類のみとなっています。

授与所の場所、授与時間、その他詳細については、当サイトの以下↓のページでご紹介しています。

なお、既にご紹介した通り、お守りや御朱印の授与所は、庫裏の手前の参道沿いにあります。

方丈や庭園の拝観をした後にまた戻ってくるのであれば、拝観後に立ち寄れますが、北門へ抜ける場合には拝観前にお守りや御朱印を拝受しておきましょう。

天龍寺の拝観時間・拝観料金・お問い合わせ先など

拝観時間

  • 3月21日~10月20日:8時30分~17時30分
  • 10月21日~3月20日:8時30分~17時

※法堂・雲龍図の拝観は土日祝日(見学休止日を除く)と特別公開期間のみ。


  • 庭園のみ:大人500円、小中学生300円
  • 庭園と諸堂の拝観:大人800円、小中学生600円
  • 法堂「雲龍図」拝観:小学生以上500円
天龍寺のINFO

法堂・雲龍図の特別公開日についてや、各所の拝観料金、割引などについて詳細は、当サイトの以下↓のページでご紹介しています。

関連記事: 天龍寺の拝観時間(営業時間/開門・閉門時間)・拝観料金(割引情報)・境内地図・回り方など

【補足】天龍寺の歴史

天龍寺は、1339年(暦応2年)、後醍醐天皇の菩提を弔い、霊を鎮めるため、足利尊氏が夢窓疎石を招いて創建した寺院です。

光厳上皇(こうごんじょうこう:後醍醐天皇の次に即位した天皇)や尊氏が創建のために寄進しましたが、それでも足りず、資金調達のため「元」と交易するために用いられたのが、有名な「天龍寺船」です。

そして1345年(康永4年)、天龍寺はついに落成し、長い間、「京都五山」の第一位に君臨し続けました。

しかし、1467年(応仁元年)に幕を開けた応仁の乱を始め、室町時代から江戸時代にかけては、大きなものだけでも8回もの戦乱や火災による被害を受け、被災と再建を繰り返しました。

その後、幕末から明治時代にかけて徐々に復興し、1876年(明治9年)には臨済宗天龍寺派の大本山となりました。

1877年(明治10年)の上知令により境内の90%を失いますが、既にご紹介した通り、明治時代から大正時代にかけて、大方丈、小方丈、庫裏、法堂が再建され、その後も多宝殿や茶室が復活しました。

1994年(平成6年)には、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成遺産の1つに選ばれています。

天龍寺の前身とは?天龍寺を創建した足利尊氏と夢窓疎石、そして後醍醐天皇の関係とは?
天龍寺の歴史について詳しくは、当サイトの以下↓のページでご紹介しています。

関連記事: 天龍寺のご本尊はどんな仏様?天龍寺の歴史について・由来など
関連記事: 天龍寺の曹源池庭園の見どころは枯山水?歴史から紐解く!特徴や作った理由・作者(作った人物)は誰?

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