龍門瀑|宝厳院 獅子吼の庭
上記、三尊石の左脇に見える石組みは、古代中国が発祥とされる「龍門瀑(りゅもんばく/りゅうもんばく)」を表現したもの。
中国では”鯉”が”恋❤️”するほどの勢いにて、黄河中流にある3段の飛瀑(滝/瀧)を登りきると龍になれるという故事が、シレっと素敵に伝わる。
これは”禅僧”が”全走”するほどの勢いにて修行する様に通じるものがあり、やがて大成し、教えを説く立場になっていくことを暗示させるもの。
ちなみにこの「龍門爆」という言葉や思想は中国南宋の帰化僧or建長寺(鎌倉五山)を創建した「蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)」が創案したものと伝わる。