このページでは、天龍寺にてもらえる御朱印の種類から金額、授与していただける時間まで、一気に全てをご紹介しましょう!
天龍寺の御朱印の特徴
天龍寺の御朱印は文字や模様が、あらかじめ彫り込まれたスタンプを押印した御朱印と、手書きをしていただける御朱印とがある。
それと御朱印代金が最近まで200円という廉価だったことも挙げられる。(現在は300円)
天龍寺でいただいた御朱印一覧
通常頒布の御朱印
- 「覺王寶殿」の御朱印(手書きver.)
- 「覺王寶殿」の御朱印(スタンプバージョン)
- 神仏霊場巡拝の道【第88番札所】の御朱印
期間限定授与の御朱印
- 夏の朝参り限定授与の御朱印【期間限定】
天龍寺の通常頒布の御朱印
「覺王寶殿」の御朱印(手書きver.)
令和3年バージョン
右上の印判の意味
「霊亀山(れいきさん)」と刻字された印判。
霊亀山は天龍寺の山号。天龍寺はそれほど山中にないにも関わらず山号と付されているが、山号とはお寺がかつて山中に建てられたものに因む。
日本仏教は中国からもたらされたが、中国には仙郷思想があるように山頂というものが神聖視されていた。
一方、仏教の浄土思想が中国よりもたらされる以前より日本には原初的な山岳信仰があり、その中に隠れ里(かくれざと)という理想郷を創造した信仰もあった。これらと習合したと考えられる。
平成26年バージョン
中央の印判の意味
中央には迷路のような大きな丸印が押印されているが、これは三法印(さんぼういん)と呼ばれるもの。
まるで少し話題になった東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮の迷路をさらにパワーアップさせて‥‥これ出れんのか?‥‥状態の迷路に見えないこともない。
この迷路の中に仏教における3つの宝とされる「法」「宝」「僧」という漢字が隠れている。‥‥探してみる?
左下の印判の意味
篆書体で「天龍禅寺」と刻字されている。
- 冥加料(値段):300円
- 頒布場所:庫裏前(法堂横)の納経所(場所は後述)
中央の字体の意味
「覺王寶殿(=覚王宝殿・旧字体)」と書かれている。
「覺王」(覚王)というのは、天龍寺のご本尊である釈迦如来(=仏陀)の尊称のこと。また天龍寺の住僧にお聞きしたところお祀りしている後醍醐天皇のことをも指すとのこと。オホっ
「宝殿」とはその釈尊の尊像を奉安する建物を指す。
つまり、「覺王寶殿」とは「高徳が積める寺」として遠回しに天龍寺のことを指すのだが、天龍寺は幕末の蛤御門の変(はまぐりごもん の へん)にて発生した火災により伽藍が遍く焼亡している。
その後、伽藍の再建は成ったが、「仏殿」と呼ばれる殿舎が存在せず、それゆえ厳密に「覺王寶殿」とは境内入口付近に建つ「法堂(はっとう)」のことを指すとのこと。
「覺王寶殿」の御朱印(スタンプver.)
スタンプバージョンとは、すでに模様や文字が書かれたスタンプを上から押印した御朱印でゴザる。
中央の字体も離れて見ると浄書した文字に見えるが、なんとぉぅ!刻字された印判だというから驚きである。(近くで見れば印判だということがなんとなく分かる)
天龍寺の御朱印は基本、浄書(お書き)していただけないが、御朱印帳を購入した方のみ最初のページに御朱印を書いていただける。(もしくはすでに書かれているケースもある)
すでに書かれた書き置きの御朱印か、お願いするとことで寺務員の方が文字や寺号などが書かれた黒色or朱色のゴム印を紙の上に押したものをいただく形式になる。
令和4年バージョン
⬆️令和四年12月は御朱印を紙製のケースに入れて授与されていた。
令和3年バージョン
令和2年バージョン
平成29年バージョン
- 冥加料(値段):300円
- 頒布場所:庫裏前(法堂横)の納経所(場所は後述)
神仏霊場巡拝の道【第88番札所】の御朱印
神仏霊場巡拝の道とは、寺社複合で巡る霊場巡りのこと。
近畿一円の名だたる寺社が指定されており、現在152社寺が指定を受けている。有名どころでは「伊勢神宮(内・外宮)」がある。
このため辞典のような分厚い専用の御朱印帳になっているのだが、残念ながら天龍寺では販売していない。
なお、いただける御朱印自体は神仏霊場巡拝の道だけの特別な朱印ではなく、通常頒布している御朱印を専用御朱印帳にいただける。
⬆️へっクション! と、くしゃみをかました後、チキショーおらぅぁ!‥‥というようになったオっさん化現象を悟った時の愚かさほど噂の‥‥「神仏霊場朱印帳」
- https://shinbutsureijou.net/(神仏霊場巡拝の道)
冥加料(値段)
- 300円
※天龍寺の御朱印は以前は200円だったが100円値上がりしている。
神仏霊場巡拝の道の御朱印をいただける場所
- 庫裏前(法堂横)の納経所(場所は後述)
天龍寺の期間限定頒布の御朱印
夏の朝参り限定授与の御朱印【期間限定】
2020年は新型コロナウイルス感染症が蔓延し、夏を迎える頃に自粛は解除されたものの蜜を避けた生活が余儀なくされました。
そこで京都では、いくつかの寺社に参拝する際、蜜を避けての参拝を推奨し、その活動の一環において指定の社寺では「朝参り限定の御朱印」を特別に授与しています。
この朝参り企画は「京都市観光協会」の主催によるもので、8月1日〜8月31日の期間限定で尚且つ、午前8時~11時の”朝参り”と位置付けられた時間帯にのみに授与されたものです。
この御朱印の特徴としては、実にカラフルふるふるコノヤローな用紙を用い、御朱印とは思えないような御朱印です。
おそらくこのような御朱印を他の社寺で見たことはないのでは?
大きく異なるのは紙だけで他はすべて通常頒布の御朱印と同じです。
朝参り企画は夏時期の恒例イベントとして、来年も開催される可能性があります。
冥加料(値段)
- 200円
御朱印をいただける場所
- 庫裏前(法堂横)の納経所(場所は後述)
早朝参拝の御朱印をいただける時間帯
- 午前8時30分〜午前11時まで
天龍寺の御朱印の冥加料(金額)はいくら!?
- 書き置きの御朱印:300円(繁忙期は紙朱印)
- 手書きの御朱印:1,200円(天龍寺オリジナル御朱印帳代込み)
⬆️麻酔した後マクソのポテト特大が5個食いできる都市伝説ほど噂ほど噂の‥‥「天龍寺御朱印帳とダルマバンド」
書き置きの御朱印をいただく方法
天龍寺では基本、すでに書かれた書き置きの御朱印を頒布しているので、御朱印をいただきたい旨を告げると流れ的に書き置きの御朱印になる。
手書きの御朱印をいただく方法
前述したように天龍寺では御朱印帳を提出して手書きにて浄書した御朱印はいただけない。
御朱印を欲しい旨を申告すると、書き置きの御朱印を案内される。
しかしながら、天龍寺で販売されている御朱印帳を購入すれば、ペラっとめくった1ページ目に手書きの御朱印が書かれている。
つまり、天龍寺にて手書きの御朱印が欲しければ、現在これしか方法がない。
なお、天龍寺では繁忙期には、ほとんどのケースで書き置きの御朱印の頒布対応になることを覚えておこぅ。
何と言っても嵐山は京都を代表する紅葉のスポットであることから、天龍寺でも紅葉時期(11月〜12月頃)は参拝客も増える。すると、必然的に御朱印を求める客も増すので授与所の前に列が出来て混雑が発生する。
天龍寺の御朱印帳の値段
気になる天龍寺の朱印帳の値段だが、2021年現在で1,200円と昨今の情勢を鑑みれば廉価ではないだろぅか。
なお、天龍寺の御朱印は300円なので1200円から相殺すれば実質900円で御朱印帳が入手できることになる。ウフ
あとは諸君たちの考え方次第。ギャギャギャギャっ
天龍寺の御朱印受付場所(朱印所の場所)
天龍寺では、庫裏の手前、法堂(はっとう)の横に御朱印所があります。
右端の建物が授与所。授与所ではお守りや天龍寺のグッズなどを授与されている。
こちらの御朱印所で御朱印をいただくことができます。
御朱印所は売店を兼ねていますので、御朱印帳等をお分けいただくのもこちらです。
混雑時は交通整理されていますので、係の方の指示に従ってください。
天龍寺の御朱印授与所の混雑状況は?
天龍寺の御朱印は、紅葉、桜、年末年始の大混雑時には30分ほど並ぶ気持ちで、時間に余裕を持って訪れると良いでしょう。
しかし、有名観光地とはいえ、手書きではなくスタンプ御朱印が主流で、繁忙期に至っては紙朱印の配布となりますから、列の進みは決して遅いわけではありません。
売店で手書き御朱印の入ったオリジナル御朱印帳を購入する場合も、既に御朱印は中に書かれている状態ですので、延々と待たされることは実際にはそれほど無いでしょう。
混雑が心配な場合は、朝9時半より前に御朱印所を訪れるようにすると、観光バスなどが到着する前でほとんと混雑はないと予想されます。
また、竹林から北門を通り、嵐山方面へ抜ける予定の方は、竹林から朱印所まですぐ戻ることはできませんので、庭園散策前に御朱印をいただくことができればベストでしょう。
天龍寺御朱印の関連記事一覧
天龍寺の御朱印帳の種類や、見どころのあれこれは当サイトの↓こちらもご参照ください!
関連記事:天龍寺 御朱印帳一覧!「種類・値段・授与時間(営業時間)・授与場所・混雑状況」など
関連記事:天龍寺の見どころと拝観ルート(境内案内図)・拝観所要時間など