天龍寺の御朱印帳の種類(サイズor値段)と受付時間(場所)or混雑状況を…..ししゃも焼きながら知るつもりぃ❓

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天龍寺の御朱印帳の種類、サイズや値段はどれくらいなのでしょうか。境内のどこで購入できるの? 等々、世界遺産の天龍寺の御朱印帳については疑問がいっぱいです。

今回は天龍寺の御朱印帳について、授与していただける場所や時間までしっかりとお伝えします。

天龍寺の御朱印帳は1種類❓

天龍寺の御朱印帳は「寺紋」の入ったシンプルな御朱印帳、1種類のみです。(2023年2月現在)

カラーも、写真の紺地に金紋の入ったもののみとなっています。

天龍寺の御朱印帳に入っている「寺紋」の「雨龍」って何?

天龍寺の寺紋は、「雨龍」という、龍がモチーフとなった家紋を、オリジナルの天龍寺仕様に意匠化したものです。

上の写真で、フサフサした筆の先のように見える部分が、龍のたてがみに当たります。2つの黒丸は龍の眼、あとは手足や体。

本来、家紋としての「雨龍」は龍1匹分の画を意匠化したものですが、天龍寺の寺紋は、龍2匹が左回りにぐるぐる回っている状態を意匠化しています。

実は、同じ京都五山の別格(第一位である天龍寺よりも上位にあたる)、南禅寺の寺紋も、天龍寺と同じ雨龍です。しかし、天龍寺の寺紋が左回りの2匹の龍であるのに対して、南禅寺の寺紋には右回りの2匹の龍が描かれています。

「天龍寺」は寺名に「龍」の文字があることから、寺紋が龍紋になったと考えられます。一方の南禅寺は、「瑞龍山南禅寺」というのが正式な名称で、山号に「龍」の文字が入っています。




龍=天皇の象徴

龍は古代の中国の考え方でも、天皇の象徴としてイメージされるものであり、古代・中世の日本でもその考え方は受け継がれました。

ところが、龍という伝説上の生き物は、実際には5種類に分類することができます。龍には5つの格があり、「雨龍」はそのうちの1つに過ぎません。

5種類の龍のうち、天皇を象徴する龍は、むろん最上位の龍です。「応龍」と呼びます。応龍の特徴は、爪指5本であること。したがって、五爪の龍は日本でも天皇の象徴であったはずで、寺紋とするには不適格であったことでしょう。

龍の5種類を格上から並べると、「龍>蛟(ミズチ)>蜃(シン=おおはまぐり)>蚪(ト=おたまじゃくし)>蟠(バン=わらじむし)あるいは璃(リ=水晶)」となります。

寺社めぐりの中で龍と呼ばれるものを見ると、それらの龍は3本爪をしていることがよくあります。これは最上位の龍ではないという何よりの証拠。

天龍寺においては、1997年(平成9年)になってから法堂(はっとう)の天井に「雲龍図」(八方睨みの龍)が描かれましたが、これが5本指をしています。ここに至るまで、天皇を暗に示す5本爪指の龍は、恐れ多いと、一般ではほとんど描かれてきませんでした。

話を戻すと、天龍寺および南禅寺の寺紋となっている「雨龍」も、爪は5本ではありません。それどころか、身体がなんとなくフニャフニャしているようにさえ見えないでしょうか? 爪だって、5本とか3本とかいう前に、爪なのかどうかさえも怪しい……。

これは、雨龍が、龍の5格の中の最下位「蟠」であるためと言われています。

「蟠(バン=わらじむし)あるいは璃(リ=水晶)」

蟠とは中国語で言う、わらじむし(↑コレ)のことですから、雨龍の格がいかに低いものであるかが想像できることと思います。

しかし、南禅寺も天龍寺も、ことは禅寺。(天龍寺も南禅寺も、いずれも臨済宗の寺院。)

山号や寺名に「龍」の文字を持ち、日本国内でいずれも寺格が最高位に価する禅寺であることを自覚しつつも、決して思い上がることなく、ドラゴンとして最下位にあたる「雨龍」を寺紋に掲げたのでしょう。

御朱印帳に金で箔押しされた雨龍の寺紋は、持ち主に「思い上がることなかれ」「謙虚に信仰し日々の励みとするように」と語りかけているのかもしれませんね。

2021年バージョン

2021年度にはすでに「御朱印帳」という文字が書かれているので、字が汚いと自負している者や面倒くさがりな愚か者には最適💘




天龍寺の御朱印帳のサイズと値段

天龍寺の御朱印帳のサイズと値段は、以下のとおりです。

  • サイズ:18cm×12cm
  • 値段:1,200円

ええっ!御朱印帳を購入すると天龍寺の手書き限定御朱印がついてくる!

天龍寺で御朱印帳を購入する際にチェックしておきたいのは、天龍寺では「御朱印帳を購入するだけで、御朱印がもらえる」ということです。

通常なら、御朱印帳は売店でお分けいただき、その御朱印帳を持って御朱印の列に並び御朱印をいただく……というルートが一般的。しかし天龍寺では違います。

天龍寺の御朱印帳には、購入した時点で、1ページ目に天龍寺の御朱印が既に書かれています。

天龍寺では、通常の御朱印所でいただけるのは、スタンプの御朱印のみとなっています。繁忙期には直接スタンプを押していただくこともできず、スタンプ押しされた紙朱印を自分の御朱印帳に貼ることになります。

しかし、天龍寺で御朱印帳を購入した場合だけは別です。

御朱印帳に、手書きで御朱印が書かれているので、スタンプではない御朱印が手に入るのです!(ただし、御朱印帳を購入しても、日付だけはスタンプです)

天龍寺の通常モードの御朱印はスタンプですから、御朱印帳を購入することで手書きのレアな御朱印が手に入ると知っていれば、あらかじめ御朱印帳を購入する人も多いはずですね。

御朱印帳の料金に、御朱印代も含まれていますので、別途御朱印の料金を支払う必要もなく大変おすすめです。

スタンプの御朱印と手書きの御朱印についてのあれこれは当サイトの↓こちらもご参照ください!

天龍寺 御朱印一覧!「種類・値段・授与時間(営業時間)・授与場所・混雑状況」など

天龍寺の御朱印帳サブグッズ「御朱印帳袋・ケース」「御朱印帳バンド」が隠れた人気!

天龍寺の売店では、御朱印帳だけではなく、御朱印帳のケース(御朱印帳袋、御朱印袋とも言う)が販売されています。

御朱印袋の種類はその時によって変わり、追加されることもありますので、ご自身で訪れたときにお確かめください。

また、「朱印帳バンド」という商品名で販売されている、御朱印帳を止めるバンドは、お土産としても人気です。

天龍寺のダルマ絵柄の御朱印帳バンド

  • 天龍寺 朱印帳バンド 価格:500円

こちらは、1本500円というリーズナブルさも人気の秘密のようです。

天龍寺の大方丈の代名詞でもある、達磨の大衝立の御朱印バンドは、天龍寺らしさが全面に出ていてインパクトも大きいですね。




天龍寺の御朱印帳の授与時間(売店の営業時間)

天龍寺の御朱印帳を授与していただける時間は、

  • 8:30~17:30
    (10/21~3/20は8:30~17:00)

となっています。

正確には、17:30(冬期17:00)は閉門の時間ですので、あまりギリギリにならないよう、閉門10分前までを目安に売店を訪れましょう。

天龍寺の御朱印帳の授与場所はココ!

天龍寺の境内には、売店は1箇所しかありません。

場所は、法堂(はっとう)の横。庭園入場口になっている庫裏よりも手前です。

上の画像で朱印所と示してあるところに、売店が併設されています。

天龍寺の授与所は混雑する?

天龍寺で御朱印帳を授与していただくときは、それほどの混雑は予想しなくても良いでしょう。

桜や紅葉の時期、売店が混雑することはあります。ただ御朱印帳の購入であれば、20分も30分も待って……ということにはなかなかなりません。その点では、安心してお伺いすることができそうですね。

天龍寺を回る際に、庭園拝観から北門・竹林方面へ抜けてしまうと、売店方面へは戻れなくなってしまいます。御朱印帳を購入する場合、庭園を見る前に済ませることをおすすめします。

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