天龍寺をはじめとする京都嵐山は、全体が紅葉狩りのおすすめスポットと言えます。しかし丸一日あっても、嵐山の紅葉を丸ごと見て回るのには無理があります。嵐山といっても様々な観光地、寺院があり広いので致し方ないことでしょう。
そこで今回は、天龍寺をスタート地点として、京都嵐山で紅葉狩りをするおすすめの観光コースをご案内!
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天龍寺とその周辺の紅葉の見頃については当サイト
京都嵐山の秋満喫♪天龍寺の紅葉の見頃&混雑状況!ライトアップと撮影スポット【完全ガイド】
にて詳しくご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
天龍寺スタート!おすすめ紅葉狩り観光コース【1日】
8:00 天龍寺・曹源池庭園
10:00 竹林の小径
10:30 野宮神社
11:30 常寂光寺
14:00 嵯峨野トロッコ列車(往復)
16:00 渡月橋とその周辺
18:00 宝厳院&嵐山花灯路(開催期間中のみ)
おすすめ観光コース【1日】を詳しくチェック!
8:00 天龍寺・曹源池庭園
まずは天龍寺の曹源池庭園から、朝の早い時間に訪れてみましょう。
紅葉の季節、天龍寺の開門時間は1時間早まります。但しこれは例年、11月2週目頃から、11月末もしくは12月初頭までの期間限定で、期間外の開門時間は通常どおり8:30となります。
いずれのパターンでも、天龍寺の曹源池庭園の混雑を避けられるのは朝の早い時間帯のみですので、早めに天龍寺に訪れるのがおすすめです。
天龍寺では、できれば曹源池庭園だけではなく、諸堂参拝も行ってしっかりと心身を清めると良いでしょう。
天龍寺の見どころと拝観ルート(境内案内図)・拝観所要時間など
10:00 竹林の小径
竹林の小径自体は、竹林になっていますので、紅葉が多いわけではありません。
しかし竹林の小径は、京都で一度は訪れたい……京都を訪れるならぜひおすすめの場所。
平安時代から変わってない! と言われる竹林の小径で、京都らしい雰囲気を満喫してください。
竹林の小径を抜けると野宮神社に至ることができます。混雑具合にもよりますが30分丸々、竹林の小径にかかってしまうことはまずありません。
ただ、この辺りにはお土産店もたくさんあり、ついついのぞきたい場所が多いので時間がかかります。
朝が早いとそろそろお腹もすく頃合い。ぐぅ
余った時間は、ちょっとした遠回りや、お買い物、カフェでのひとときに費やしてくださいね。
野宮神社を少し通り過ぎれば、竹林の小径の周辺にもカフェなどがあり、野宮神社の前後におすすめです。
京都嵐山「竹林の小径(竹林の道)」とは?どこからどこまで?読み方・所要時間・アクセス・渡月橋への行き方
10:30 野宮神社
野宮神社は、源氏物語の宮ということで知名度を集める、恋愛パワースポットの1つです。
実は、野宮神社の境内には1,200本と言われる大量の紅葉があり、紅葉鑑賞の一大スポットとなっています。
御朱印やお守りなどを拝受し、ゆっくりと紅葉鑑賞をしたら、常寂光寺へ向かいましょう。
野宮神社から常寂光寺へは、通常、徒歩で20分ほどの道のりです。
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11:30 常寂光寺
常寂光寺は、1604(慶長9)年に創建された日蓮宗のお寺で、重要文化財の多宝塔などがあります。
場所は天龍寺にとなりあった小倉山の中腹。小倉山は山全体が紅葉の名所であるとも言われ、常寂光寺でも毎年すばらしい紅葉が楽しめます。
常寂光寺を観光し、付近のランチスポットで昼食をいただきましょう。
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14:00 嵯峨野トロッコ列車(往復)
常寂光寺から嵐山駅まで戻り、トロッコ列車に乗車してみましょう。
嵯峨野トロッコ列車は嵐山を走るトロッコ列車で、レトロな外観と、嵐山の美しい紅葉鑑賞コースが人気です。
時速はおよそ25キロと緩めで、ゆっくりと紅葉を見ながら秋の嵐山を満喫することができます。
嵯峨野トロッコ列車を、始発のトロッコ嵯峨駅から終点のトロッコ亀岡駅まで往復すると、とんぼ返りでおよそ1時間となります。
途中下車、あるいは往路の終点となるトロッコ亀岡駅で下車し、周辺観光をするなども良いですし、とんぼ返りでトロッコ嵯峨駅に戻るのも良いでしょう。
もし保津川下りが運行していれば、トロッコ亀岡駅から保津川下りの船に乗り、渡月橋まで戻ってくるのがおすすめです。ただし保津川下りは、2018年の台風の影響以降、航路の安全確保ができておらず、現在運行休止が続いています。
訪れる時に運行していないかどうか、各自ご確認なさってください。
京都嵐山の嵯峨野トロッコ列車とは?「料金や予約方法・混雑具合・定休日はあるの?」
16:00 渡月橋とその周辺
渡月橋とその周辺は、お土産店、飲食店が多く、観光に時間がかかるエリアです。
夕食スポットも多々ありますので、ライトアップまでの時間をショッピングと夕食をいただきながら過ごしましょう。
もちろん渡月橋そのものも一見の価値があり、周辺に紅葉も多いのでチェックすべきポイント。
また渡月橋から近い嵐山公園展望台も、紅葉の隠れた穴場名所となっていますので、ぜひ足を伸ばしてみましょう。
18:00 宝厳院&嵐山花灯路(開催期間中のみ)
暗くなったら、天龍寺の周辺へ舞い戻り、宝厳院のライトアップされた紅葉を楽しみましょう。
宝厳院は天龍寺の塔頭寺院で、位置は天龍寺のすぐ隣です。
宝厳院の庭園「獅子吼の庭」も、紅葉が鮮やかで見逃せないスポット!
アクセスや、宝厳院の見どころについては当サイトの下の記事をあわせてご覧ください。
また、宝厳院にも近い渡月橋の周辺では、紅葉が終わる頃ではありますが、12月の初頭から「嵐山花灯路」というライトアップイベントが始まります。
11月中にはライトアップが行われていない場所でも、嵐山花灯路の期間中はライトアップがありますので、訪れる期間と合えばコースを確認してぜひあわせて楽しみましょう。
京都嵐山・渡月橋のライトアップ「期間・時間・場所・夏はやっているの?」
半日しかない!おすすめ観光コース【半日】
京都観光のスケジュールによっては、半日で嵐山から移動しなくてはならない場合もあるかもしれません。
このような場合は、まずライトアップを見られるかどうかでコースを定めましょう。
午前中に嵐山に滞在する場合
当日、夕刻には嵐山を発ってしまう場合は、宝厳院の紅葉ライトアップが見られませんので、朝に天龍寺を訪れ、竹林の小径、野宮神社を観光しつつ、渡月橋まで出るのがおすすめです。
渡月橋から嵐山駅が近いので、移動にも便利なことが多いでしょう。
午後に嵐山観光を行う場合
一方、午後に嵐山に到着して夜まで観光できる場合は、ぜひライトアップした紅葉を鑑賞してみましょう。
この場合は移動時間を削減するため、常寂光寺のあたりから観光をはじめるのがおすすめです。
竹林の小径を通りつつ15:30を目安に天龍寺に到着すれば、曹源池庭園を閉門までに鑑賞することができます。
さらに、天龍寺の閉門から宝厳院のライトアップ開始までは時間があるため、渡月橋周辺でブラブラしながら時間を潰します。
その後、宝厳院のライトアップ開始時刻を狙って早めに天龍寺エリアに戻れば、ライトアップした美しい紅葉を鑑賞できるでしょう。
宝厳院も開門からわずかな時間で混雑してしまいますので、場合によっては混雑を避け、渡月橋周辺で夕食をいただきながらのんびりし、遅めの時間に宝厳院に戻るのもおすすめです。