【常寂光寺】の名前の由来と歴史(年表)

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常寂光寺

山号:小倉山

寺号:常寂光寺

創建年:1596年(慶長元年/安土桃山時代)

開山:日禎

「常寂光寺」の寺号(名前)の由来

「常寂光(じょうじゃっこう)」とは、煩悩の概念を離れた寂滅と真智の光が満ちた世界のこと。この世界は「常寂光土」とも呼ばれ、娑婆に暮らす我々、人間の言葉では「極楽浄土」や「天国」と呼ぶ。つまり、仏が暮らす世界。

ともあれ、当寺の寺観そのものが、常寂光土にも例えられたことから、「常寂光寺」と号すに到ったらしい。

常寂光寺の前身は定家の山荘?

常寂光寺は、慶長年間(1596年~1614年)に創建された日蓮宗の寺院です。

場所は小倉山の中腹にあたりますが、この場所は平安時代に歌人であった藤原定家の山荘があったと伝えられています。

この山荘は「時雨亭」と呼ばれていましたが、時雨亭の場所は常寂光寺の境内の中でも諸説あり、現在常寂光寺の境内には「時雨亭跡」の石碑と、「定家山荘跡石碑」の2つが存在しています。

常寂光寺の創建

1596年(慶長元年)に、日蓮宗大本山本圀寺十六世であった日禎(にっしん/生1561年~没1617年)が隠遁を目的として、常寂光寺を開山したと伝えられています。

常寂光寺のある土地は、この時に豪商であった角倉了以が日禎に寄進したものです。

また常寂光寺の建設にあたっては小早川秀秋が出資を行い、常寂光寺の本堂は伏見桃山城の客殿を移築して素敵に営まれた。

角倉了以は渡月橋の造営にも深く関わりを持つお金持ち氏。

角倉了以については下記ページを要チェック💘

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