嵐山公園は、春は桜、秋は紅葉の美しい景勝地で、
- 亀山地区
- 中之島地区
- 臨川寺地区
の3つの地区から成り立っています。……そう、嵐山公園は、亀山地区と中之島地区が有名ですが、実は臨川寺地区と呼ばれる場所もあるんですね。
そして、紅葉や桜だけではなくポケモン(!?)も出没すると言われる公園なのです!
今回は嵯峨嵐山駅と嵐山駅の周辺に広がる「嵐山公園」について、そのエリアの詳細や見どころをたっぷりお伝えします!
嵐山公園の全体図とおすすめの地域
※画像は京都府ホームページより
上の全体地図をご覧ください。嵐山公園の範囲は意外にも広く、大堰川の川岸の広い範囲を「嵐山公園」と呼んでいます。
区切りとして一番わかりやすいのは、やはり大堰川の中州となっている、「中之島地区」で、ここから大堰川は大きく南へカーブします。
カーブした先は「嵐山東公園」と名付けられており、ほとんど地続きですが、一応別の公園として位置づけられています。
嵐山東公園にはゴルフ場、ゲートボール場、グラウンド等があり、景勝地の一部とはいえ比較的観光客を集めにくい場所となっています。
一方、中之島地区から北側の嵐山公園にはグラウンド等はなく、展望台やトイレ棟があり、桜や紅葉を鑑賞しやすいエリアです。
観光客が一番多いのは中之島地区
嵐山公園の「中之島地区」は、渡月橋から南側に広がっているエリアで、場所も訪れやすい、わかりやすい、飲食店も多い、桜や紅葉の時期には屋台も出る……ということで、最も人を集める場所です。
混雑することも多いので、覚悟の上で出向く必要がありそうです。
中之島地区に生息する樹木の種類
- マツ
- サクラ
中之島地区の対岸「臨川寺地区」
対岸の臨川寺地区では紅葉を観ることができます。色づいた山の遠景が楽しめます!
ちなみに上の地図を見てもわかるように、嵐山公園の臨川寺地区はとても狭いエリアで、あえて臨川寺地区を目指して訪問する人はなかなかいないのが現実です。
臨川寺地区に生息する樹木の種類
- アカマツ
- サクラ
- カエデ
亀山地区は意外と渡月橋から離れている
一方、人が少なめで訪れやすいのは、渡月橋よりも北西側に広がる「亀山地区」です。
嵐山公園亀山地区は、嵐山公園の中之島地区、臨川寺地区とは違い、意外にも渡月橋から離れた場所にあります。またエリアそのものが中之島地区に比べて広大です。
エリアが広いにも関わらず、観光客の数は比較的少ないので、ゆったりと桜や紅葉を鑑賞することができます。
亀山地区に観光客が少ない理由は、基本的に遊歩道と、遊歩道の両脇に群生しているモミジたちを観賞するしか楽しめるスポットがないからです。遊歩道の途中には休憩所やトイレも設置されていますので、本気で紅葉狩りを楽しみに嵐山へ訪れた方であれば是非!亀山地区に来てみてください。
嵐山公園亀山地区には、嵐山公園展望台があり、桂川と嵐山の絶景を楽しむことができます。
嵐山公園展望台については当サイト
にて詳しくご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
亀山地区に生息する樹木の種類
- アカマツ
- サクラ
- カエデ
- ヤマツツジ
渡月橋を目印にしていると、「亀山地区ってどこだろう?」と迷ってしまうかもしれません。
以下でご案内するアクセス方法を目安に訪れてください。
嵐山公園へのアクセス(行き方)
嵐山公園・中之島地区(臨川寺地区)へのアクセス(行き方)
さきほど地図で確認したとおり、嵐山公園の中之島地区、臨川寺地区へのアクセスは、渡月橋へのアクセスと同様です。
当サイト「京都駅から渡月橋へのアクセス!「バス・電車・車&駐車場」」をご参考にアクセスしましょう!
嵯峨嵐山駅から渡月橋への徒歩ルートのアクセス地図はこちら↓です。
嵐山公園・亀山地区へのアクセス(行き方)
嵐山公園の亀山地区へは、渡月橋からさらに徒歩10分ほどです。
嵯峨嵐山駅方面から訪れる場合は、渡月橋を渡らずに桂川沿いに西にまっすぐ進むと、嵐山公園の亀山地区に至ります。
嵐山公園の見どころ!
春は桜、秋は紅葉、百人一首の歌碑もあり
春には満開の桜、秋には紅葉を楽しめるのが、嵐山公園の魅力。
さきほど少しお伝えしたとおり、嵐山公園では中之島地区でも亀山地区でも、紅葉や桜を存分に味わうことができます。
人も店も圧倒的に多いのが、中之島地区です。賑やかに花見をしゃれこみたいなら、混雑を覚悟で中之島地区を訪れるのがおすすめ。広い範囲で川に囲まれていますので、川と桜・紅葉のコラボ、渡月橋とのコラボも楽しめるポイントです。
一方、ゆったりと人が少ないコースで見たいなら亀山地区へ。亀山地区には、嵐山、小倉山ゆかりの百人一首の歌碑もあり、より古い京都の雰囲気を味わいながら桜や紅葉を眺められます。
ポケモン「キモリ」の巣になっているのは亀山地区
Pokemon GOをやっている方は、京都旅行のついでにNo.252の「キモリ」をつかまえましょう!
もりトカゲポケモンのキモリは、嵐山公園の亀山地区を巣にしているようです。
キモリは、しっぽで空気の湿度がわかり、明日の天気を当てることができるらしいです。……あまり大きな画像で見るとキモリならずキモイですが(全国のキモリさんごめんなさい)、実際の大きさは体調50cmとさらに大きいもようです。
キモリの特性は「しんりょく」。HPが減ったとき、ワザの威力が上がります。
また、弱点は「ほのお」「こおり」「どく」「ひこう」「むし」と弱点だらけです……。
竹林の小径へは嵐山公園亀山地区の北側から
嵐山公園亀山地区は、北側の道が竹林の小径へと通じています。
竹林の小径については、当サイトでも「京都嵐山「竹林の小径(竹林の道)」とは?どこからどこまで?読み方・所要時間・アクセス・渡月橋への行き方」で詳しくご紹介していますが、京都らしさを味わうことができる一番人気とも言えるスポット!
竹林の小径の混雑を避けるためには朝の早い時間に訪れるのが鉄則のようなものなので、逆に竹林の小径から、嵐山公園亀山地区へと入ってくるのも良いでしょう。
嵐山公園の中は、竹林というよりもむしろ雑木林の中の散歩道になっていますので、京都の竹林を味わいたいならそのまま北上し、竹林の小径へ向かってみてください。
竹林の小径から天龍寺北門へ回ることもできますし、逆に天龍寺観光を終え、北門から天龍寺を出て竹林の小径をめぐり、南下して嵐山公園亀山地区に入る……というコースでも、すばらしい嵐山散歩を楽しめますよ!
景観のすばらしい嵐山公園は朝の散歩にもおすすめ。ぜひ訪れてみてくださいね!
嵐山公園へのお問い合わせ先
京都府京都土木事務所施設保全室第2担当(公園管理)
住所:京都市左京区賀茂今井町10-4
URL:http://www.pref.kyoto.jp/kyotodoboku/